水素水の働きとは

飲むと健康になれると評判の水素水。
芸能人やアスリートのSNS、テレビ番組などで頻繁に見かけますよね。
「なんだか良さそう」とは思うものの、

何がどういいのか?
具体的にどんな効果があるのか?

いまいちよくわからない…という人多いのでは?
ここでは、「水素水がいい!」と言われている理由について探っていきます。

そもそも水素とは?

水素といえば、理科の授業で暗記した化学記号でいちばん最初に出てくる元素。
近年は新しいエネルギー源として期待され、さまざまな分野での研究が進められています。
エネルギーになり、人体には好影響をもたらす水素は、どんな特徴を持つ物質なのでしょうか。

水素はどんな分子

宇宙で一番小さな分子

水素は1766年にイギリスで発見されました。
「水を作りだすもの」という意味で、hydrogen(英語)やhydrogène(フランス語)などと呼ばれています。

・無色無臭
・気体としてはもっとも軽い
・自然発火しにくい(発火点570℃)
・燃えても二酸化炭素や硫黄酸化物が出ない
・火炎温度が高い(2000℃)
・液化すると低温(-253℃)

上記のような特徴をもち、この世に存在する物質の中ではもっとも小さく、もっとも多く存在しています。
水素は水のもと。海が地球の70%以上を占めていることからも、その豊富さが伺えます。

身近にたくさん存在する水素ですから、私たちの生活に役立つエネルギーとして活用されてきました。
空気よりも軽いという特質を生かして気球や飛行船を浮かせたり、抜群の燃焼効率を生かしてロケットの推進剤として用いられています。
また、燃焼時に二酸化炭素を発生させないことからクリーンなエネルギーとして注目され、水素自動車の実用化に向けて研究を進めているメーカーもあります。

健康推進や美容目的のために注目を集めている水素ですが、実は以前から生活の中で活躍しているんですね。

ほかの物質と化合

化合してほかの物質に変化する

水素は、ほかの分子と化合してさまざまな物質に変化して、地球上のあちこちに存在しています。

分かりやすい例を挙げると、

酸素と化合して水に/水素(H)+酸素(O)=水(H2 O)
窒素と化合してアンモニアに/窒素(N)+水素(H)=アンモニア(NH3)

などがあります。

化合物としての実用的な例としては、

・アンモニア肥料(葉物野菜の生育に)
・合成樹脂(プラスチックの一種)
・メタノール(燃料系アルコール、飲用不可)
・過酸化水素(オキシドールや漂白剤など)
・ニッケル水素電池(充電して繰り返し使える電池)

ただ「水素」と言われてもイメージしにくいですが、意外にも身近なところに。
実はいろいろな形に姿を変えて、活用されていることがわかりますね。

体内でどう作用する?

それでは、水素水を飲むことで私たちの体内にはどのような影響があるのでしょうか。

水素が持つ、

・宇宙で一番小さな分子で
・ほかの物質と化合する

という特徴に着目して考えていきましょう。

活性酸素と水素の関係

水素水にもっとも期待されている作用は、ずばり「抗酸化」です。

疲れや老化、肌荒れなどの原因を言うときに、

「体が酸化する」
「細胞がさびる」

といった表現をすることがあります。

これは、活性酸素が健康な細胞にダメージを与えている状態のこと。

活性酸素は、人間が呼吸をして生きている限り発生し続けるもので、必ずしも悪いものではありません。
体外からやってくるウイルスや細菌をやっつける役割を持つ良い活性酸素もありますが、数が増え過ぎると体内にある健康な細胞まで攻撃してしまう悪い活性酸素も。

元気だった細胞が傷つけられると新陳代謝が鈍くなり、疲れが取れにくくなったり、シミができやすくなる原因になります。

そこで求められるのが、悪い活性酸素をやっつける「抗酸化作用」。

抗酸化と聞くと、ビタミンやポリフェノールを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
抗酸化物質を食事から摂ることもできますが、酸素と化合して水になる水素は抗酸化作用No.1と言われるほど。
宇宙で一番小さい物質なので体内の細胞のどこにでも入り込めるという特質も、抗酸化作用を高めてくれる要因のひとつです。

水素水を飲むことで、

悪い活性酸素を無害な水に変える

という抗酸化を促し、「細胞がさびる」ことを防ぐことができるのです。